7月に入ってから毎日雨。。。
雨、雨、日照不足が続いた結果
光合成不足、そして過湿状態に陥ってしまったブルーベリー。
アーリーブルーやウェイマウス等の極早生品種が6月下旬からやっと採れはじめた所で
これから本格的な収穫シーズンに入るというこの時期なのに
陽当りの悪い所の果実はこんな風になってしまいました。
もともと密植で風通しが悪い状況なので、当然といえば当然なのですが、、
病気予防の農薬散布も済ませてあったのですが太刀打ちできなかったようです。
さらに、これから熟していくはずのまだ赤みを帯びた果実が
熟しているわけではないのに、柔らかい、、明らかに商品にならない状態の物が多数。
更に事態は最悪の状態になってしまいました。
オウトウショウジョウバエの幼虫が発生してしまいました( ;∀;)
写真がボケてて見ずらいのですが、お米の横にみえるのが幼虫です。
基本的に果実の中にいるのでほどんど見つけることはできません。
果実がら出てきていたとしても、小さすぎてこれまた見つけることは至難の業になってきます。
ただ、水の中に15分ほどブルーベリーを浸けておくと、酸欠になった虫が水中に出てくるのです。
出荷にあたり検品をしてもらった時にそのご指摘を頂き、初めてこの害虫被害に気がついたのです
出荷する前に気がつけた事が不幸中の幸いでした。
再度の出荷に向け害虫駆除対策をとりました。
アディオンフロアブルでは成虫には効果があるが、幼虫には効かないそうです。
いつもご指導を頂いているコンサルさんに教えて頂いた農薬を散布し、その後何度か収穫しては検品(水に浸ける)をして虫がいなくなった事を確認して出荷を開始。
そこまでに5日程かかってしまいました。雨ばかりで農薬散布できるタイミングが巡って来なかったのです。それまでの間に収穫期を迎えていたブルーベリーは残念ながら廃棄。
病気の実ももちろん廃棄、そんなわけで今年は出荷量が少なかったなぁ~